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Ronchii ロンキーアイピース 150LPI
Ronchii ロンキーアイピース 150LPI
レンズなどの面精度評価などに用いる光学素子としてロンキールーリング(Ronchi-ruling)があります。
ロンキー・ルーリングは平行線を規則正しく配列したパターンのことです。 平行線を形成する線幅と空間の幅は等しい関係にあります。
レンズなどの面精度評価,などに用いる光学素子です。
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使い方
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望遠鏡にセットし、明るい恒星で判定する方法はシーイングの影響が大きく、暗闇では手間がかかるだけでよく判定できません。
別に出品しているスターテスター(人工輝星)で観るとシーイングの影響を受けずに正確に判定できるようなります。
スターテスター(人工輝星)をご使用の場合300μのホールが最適です。
①望遠鏡に接眼レンズの代わりに取り付けます。ストライプは垂直にします。
②ストライプの線が大きく拡大され1本だけが肥大する位置が直焦点(中立)位置です。
③直焦点位置から、ラインが7本(中央に1本左右に3本)見えるまでに前に焦点を移動します。
ラインが5本(中央に1本左右に2本)でも構いません。見やすい方にしてください。
④直焦点位置から、ラインが7本(中央に1本左右に3本)見えるまでに後ろに焦点を移動します。
ラインが5本(中央に1本左右に2本)でも構いません。見やすい方にしてください。
⑤ ③と④ の状態を比較します。
前ピン、後ピンどちらの位置でもストライプが等間隔で垂直の場合は精度が良い光学系です。
左右の見え方が違う場合やラインの間隔が開いたり曲がるような場合、上下で開き方が違う場合は不良です。
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見え方
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1. 焦点内像(ストライプが等間隔で綺麗な垂直)焦点外像蔵(ストライプが等間隔で綺麗な垂直)優秀な光学系
2. 焦点内像(ストライプが傾いている)焦点外像蔵(前像の逆にストライプが傾いている)アス収差がある(重大な欠点)
3. 焦点内像(中央に収縮した円)焦点外像蔵(中央に肥大した円)中央に山がある(軽微な欠点)
4 焦点内像(ストライプが扇形に曲がっている 焦点外像蔵(ストライプが樽形に曲がっている) 負修正(ピントが甘く解像度が劣る)
5 焦点内像(ストライプが樽形に曲がっている 焦点外像蔵(ストライプが扇形に曲がっている) 過修正(ピントが甘く解像度が劣る)
6 焦点内像(ストライプの太さにうねりがある 焦点外像蔵(ストライプの太さにうねりがある) 重大な欠陥でないが曲率にむらがある
7 焦点内像(ストライプの上下で大きな曲がりがある 焦点外像蔵(ストライプの上と下に大きな曲がりがある)重大な欠点(外周で大きな曲がりある。ミラーやレンズの口径を絞れば改善する)
その他いろいろな場合がありますが、ネット上に沢山の事例がありますので、検索してみてください。
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仕様 150Lpi エンコーダー用スケール 原版石英0.4mm厚
最小スリット公差±0.003mm、最小ピッチ公差±0.002mm
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※発送までに2~4営業日お時間を頂戴します。